肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

山形県米沢市「上杉神社」と「国宝 上杉本 洛中洛外図屏風」

 

山形県に行ってきて、念願の洛中洛外図屏風(但し複製)をまじまじ見ることができてかんたんしました。

上杉神社も想像以上に見どころが多くて楽しかったです。

 

観光スポット:やまがたへの旅/山形県観光情報ポータルサイト

[伝国の杜]米沢市上杉博物館/上杉本洛中洛外図屏風

 

 

 

上杉家の「毘」の旗。

白地に墨で一文字のこのデザイン、格好いいですよね。

f:id:trillion-3934p:20180816200624j:plain

 

 

上杉神社の様子。

f:id:trillion-3934p:20180816200701j:plain

f:id:trillion-3934p:20180816200727j:plain

 

けっこう賑やかで、善男善女が集う感じの雰囲気よい神社でした。

 

 

境内には銅像や碑がたくさんあります。

 

まずは神社に祀られている上杉謙信さん。

f:id:trillion-3934p:20180816200954j:plain

 

座っている謙信さんは珍しい気もします。

江戸時代は米沢城内に遺体が埋められており、家中から厚い崇敬を受けていたそうで。

 

 

上杉景勝(左)&直江兼続(右)主従。

f:id:trillion-3934p:20180816201215j:plain

 

とかねたん。

f:id:trillion-3934p:20180816201250j:plain

 

米沢ではまだまだ天地人熱が残っている様子でした。

上杉鷹山さんや佐藤兄弟よりも観光的には注目されているっぽいです。

 

 

「代表的日本人」にも数えられる上杉鷹山さん。

f:id:trillion-3934p:20180816201618j:plain

f:id:trillion-3934p:20180816201704j:plain

f:id:trillion-3934p:20180816201726j:plain

 

「なせば成る~」「人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれなく候」などのお言葉はあまりにも有名ですね。

まさしく郷土が誇りに思うべきお方だと思います。

 

 

伊達政宗さん生誕地の碑。

f:id:trillion-3934p:20180816202039j:plain

 

米沢が伊達家の本拠地(晴宗~政宗期)だったことは意外と知られていない気も。

201Xの米沢シナリオが楽しみ(予習しにきた)。

 

 

この看板の、「竹に雀」紋の解説が興味深かったです。

f:id:trillion-3934p:20180816202226j:plain

 

境内には鳩のほか雀も多ございました。

f:id:trillion-3934p:20180816202313j:plain

 

 

上杉神社のご由緒。

f:id:trillion-3934p:20180816202658j:plain

 

 

なお、写真はありませんが、境内右手にある宝物殿(稽照殿)は歴史好きならぜったい行った方がいいですよ。

 

上に挙げた上杉謙信さん、景勝&兼続主従、上杉鷹山さんたち由来の品がズラリ。

 

などなど、有名な逸品ぞろいですから最高です。

所蔵品リストや公式HPなどの用意がないのがもったいないくらい。
もっとアピールすべき施設だと思います。

 

個人的には、上杉謙信さんが所有していたという「琵琶」が印象的でした。

琵琶の名手という話は聞いたことがありましたが、実際にブツを見てみるとかなり大ぶりな代物で、これを使って謙信さんがどんな音をかき鳴らしていたのだろうと思うだけでロマンに浸れます。

 

 

 

続いて、隣接する上杉博物館所蔵の「洛中洛外図屏風」。

 

Webでも充分見れるんですけど、やっぱり現物の大きな屏風を見てみたかったのです。

www.rakuchu-rakugai.jp

 

 

「三好筑前邸」「松永弾正邸」を初め、細川家、公方、御所、京の有名な寺社の数々、そして当時の暮らしを伝える様々な人物……。

こんなに情報量の多い屏風もなかなかないのではないでしょうか。

 

眺めていると色々と妄想が膨らんでいいんですよね。

 

細川典厩家では「鶯の鳴き合わせ」が行われていて、ひょっとしたら細川氏綱さんは小鳥趣味の持ち主だったのでは……とか。

傀儡師の後ろをついていく女の子たちを見ていると、迷子になったり人さらいに遭ったりするじゃないだろうか……とか。

この時点で一条に風呂屋があったんやな……偉い人もお忍びで風呂に来ていたかもしれんなあ……とか。

 

ダイレクトに当時の生活を想像できる史料というのは貴重ですから、一度じっくり見てみることをお勧めしたい屏風だと思います。

 

 

この屏風といい、有名な「上杉家文書」といい、上杉家におかれましては無事に戦国時代を生き延びて貴重な品々を現代に遺してくださったというだけでただもう感謝感謝、頭が上がらない思いですね。

 

 

上杉博物館は、上杉鷹山さんコーナーの奥に「置賜の庭」という庭園を眺められる展望室があって、ここの雰囲気がとてもよかったのでおすすめです。

「草木塔」や「薬草園」など、この地域の村里の空気感が実にいい。

 

 

 

以上、上杉神社界隈はいい! というお話でした。

上杉家廟所等も含め、引き続き地元の方に愛されて保持されていきますように。

 

↓地元有徳者の思いが伝わってくる上杉家廟所のベンチ。

f:id:trillion-3934p:20180816213914j:plain

 

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

その他、米沢で心惹かれたもの

 

 

上杉神社近くのカレー屋さん「シバヤ」。

f:id:trillion-3934p:20180816214024j:plain

 

ほうれん草ベジタブルカレーをいただきました。

とてもおいしかったです。

街歩き山歩きの後はカレーですよね。

 

カレーに入っているいんげんがやたらうまかった……。

山形、いんげんがいいのでしょうか。

 

 

 

「上杉火縄銃」という名の和菓子。

f:id:trillion-3934p:20180816214246j:plain

 

いかついネーミングですが中身はやさしい味わいの洋菓子です。

しっとり系の焼き菓子で、はちみつの風味がようございました。

 

↓お店「虎屋」さんのHP。

焼き菓子

 

 

 

何もかもよく分からない「アイディアの泉神社」。

f:id:trillion-3934p:20180816214636j:plain

 

見る猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214724j:plain

 

話す猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214758j:plain

 

聞く猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214834j:plain

 

考える猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214903j:plain

 

 

癒されました。

 

 

 

山形県山形市「最上義光歴史館」と「文翔館(旧県庁舎・県議事堂)」 - 肝胆ブログ

 

山梨県甲府市の「武田神社(躑躅ヶ崎館跡)」 - 肝胆ブログ