某所で見かけた大林組のコーポレートシンボルにかんたんしました。
企業のシンボルマーク……ロゴ……っていいですよね。
銘々に個性も特徴もあって。
見れば見るほど味わい深いように思います。
この大林組のマーク。
大きな土台の上に富士山のようなピラミッドのような建造物が
乗っているようで、スケールの大きさを感じます。
デザインはひし形向きにした正方形の上部に白い帯を当てて、
残った下を緑に、上を青に塗った形。
この緑の部分に大地への敬意を、
青い部分に知性への自信と誇りを感じます。
そして、白い帯の部分が雲海のようで、
青い人工的な部分に奥行きと壮麗感を与えています。
オフィシャルホームページによれば、
人と地球の潤い豊かな調和を願い、果てしなく続く美しい地平線や水平線の彼方に大きな夢を託しつつ、逞しく未来を創造する私たちの心を表しています。
末広がりの形で表現される下部は、あらゆるものを育む安定した地球のイメージであり、また大林組の限りない発展への願いを込めています。鋭く上方を指向 している上部は、新たな価値を造り出す活力ある知識集団として、常に向上を目指す大林組の姿勢を示しています。
ということで、私が抱いた感覚と似ているようなちょっと違うようなですが、
やはりその言やよしとかんたんします。
スーゼネに相応しい、まことに立派なデザインだと思います。
思わず立ち止まってはぁほぅと眺めてしまいました。
日頃は気づいていないんだけど、よく見るといいなあというデザインを
発見できると嬉しいんですよね。
コーポレートロゴに限らず、建築でも、装丁でも、電化製品でも。
色々あって大変そうですが、
デザイン業界の信頼が早々と回復しますように。