漫画太郎先生の絵本「ももたろう」を子どもたちに読み聞かせてあげたところ、ゲラゲラ笑ってもらえてかんたんしました。
画太郎先生ありがとう、いつもおもしろい作品を描いてくれて……。
漫画太郎版ももたろう。
ストーリーはネタバレ要素等なにもなく、ごくオーソドックスな桃太郎です。
主人公がつっぱり桃太郎だったりババァだったりはしません。
途中で打ち切られたりもしません。
ただただ画太郎先生にしかできない画力と勢いでブン殴ってくれるだけです。
私が一番好きなシーンは都で暴れる鬼のハイキックです。
ありがたいのが、絵本ということで全年齢対象仕様になっていること。
階段オチはありませんし、
死~んとはなりませんし、
オゲゲーとかしませんし、
なんこうはぬりませんし、
斧やタトゥーで首を刎ねられたりもしません。
せいぜい鬼のツノがへし折られるくらいです。
自分ひとりで読んでももちろん面白く、元気が出てくる作品です。
その上で、せっかくなので「これは子どもたちの画太郎初体験にちょうどいいのでは……?」という邪な思いも湧いてきちゃいますね。
そこで、暇そうな小学生を数人集めて、読み聞かせをしてあげました。
私の知る限り、彼らは漫画太郎漫画を読んだことはないと思います。
年齢的には読み聞かせはとっくに卒業していて、どちらかというと自分で朗読に励むような年頃です。
お笑い経験的には、youtubeでサンドウィッチマンや四千頭身やゲーム実況の動画を見てキャッキャ笑っているくらいの年頃です。
結果!!
- ページをめくるたび「ゲラゲラゲラ」と大爆笑
- 「ました~!」「ちんこ~!」と猿のように連呼
- 「もう1回読んで~」とおねだり
- 「おもしろかった!」「ありがと~!」と大人に感謝
大好評やないかい。
よかった。
画太郎先生の作品は、現代の小学生にも通じる普遍的な力があったんやね。
漫画太郎が、ガンダムやウルトラマンやドラゴンボールやプリキュア等、世代を超えて愛されるコンテンツになった瞬間を確かに目撃させていただきました。
私はとても嬉しい。
画太郎作品ということで、本当にちゃんとした絵本になっているか不安だった方にも、安心しておすすめできる作品になっていますよ。
たぶん図書館とか児童館とかにもギリギリ置けるレベルだと思う。たぶん。
リブートアニメのブームに乗っかって、そのうち地獄甲子園あたりが再アニメ化されますように。
(そもそもアニメ化実績ありと言ってよいか微妙なところですけど)
実録「漫画太郎版おおきなかぶ~ vs 小学生 読み聞かせ」ガタロー☆マン先生(誠文堂新光社) - 肝胆ブログ