漫画太郎先生の絵本第二弾「おおきなかぶ~」を小学生に読んであげたところ、前作の「ももたろう」に続いてゲラゲラゲラゲラ笑ってもらえてかんたんしました。
絵本のジャケを見せただけで「あっ、この絵は!!!!」と喜んでもらえたので画太郎イラストのインパクトは子どもたちの脳裏に焼きついていたようです。
私いい初等教育しているわぁ。
すべてがサビ!
これは絵本のソウル・ミュージックやないか!(トータス松本)
言い得て妙なキャッチコピーですね。
画太郎先生の作品がいかに魅力的か、そして画太郎先生がいかにスタッフや各界の実力者から愛されているかが伝わってまいります。
さて、画太郎版おおきなかぶ~でございますが。
「ももたろう」同様、ストーリーは基本的に原作通りです。
が、「ももたろう」と違ってオチは漫画太郎イズムが出てきています。
「絵本」「おおきなかぶ」にオチという概念を使っている時点でどうかとも思いますが、オチは原典通りではありません。
なお、横で聞いていたお母さま方から「トルストイに謝れ」という感想が出ていたことは申し添えておきます。
いちおうフォローしておくと
階段オチはありませんし、
死~んとはなりませんし、
オゲゲーとかしませんし、
なんこうはぬりませんし、
斧やタトゥーで首を刎ねられたりもしません。
ただしババァの下品ネタはあります。
とはいえ、肝心なのは小学生方のナマの感想です。
「……ました!!!」
「……ませんでした!!!」
と読み進め。
結果!!
- ページをめくるたび「ゲラゲラゲラ」と大爆笑
- 「ちんこ~!」「この顔~!」と猿のように連呼
- 「もう1回読んで~」とおねだり
- 「おもしろかった!」「ありがと~!」と大人に感謝
大好評やないかい。
よかった。
画太郎先生の作品は、現代の小学生にも通じる普遍的な力があったんやね。
Zガンダムやウルトラセブンやドラゴンボール超やプリキュア5等と同様、人気作品は続編が製作されるという黄金法則に乗った瞬間を確かに目撃させていただきました。
私はとても嬉しい。
それにしても漫画太郎先生、ドストエフスキーさんの「罪と罰」に続いてトルストイさん等の「おおきなかぶ」まで手中に収めてしまうとは。
漫画太郎先生はもはや日本を代表するロシア文学者と呼んでも過言ではあるまい。
ウォッカと同じように、漫画太郎先生の作品が迷える人々の魂をこれからも慰めてくださいますように。
実録「漫画太郎版ももたろう vs 小学生 読み聞かせ」ガタロー☆マン先生(誠文堂新光社) - 肝胆ブログ