ものっすごく久しぶりに佐賀県へ行くことができまして、ずっと行きたかった高伝寺(龍造寺・鍋島家墓所)を訪れることができてかんたんしました。
鍋島直茂さんの父、鍋島清房さんが創建されたという高伝寺。
今回初めて知ったんですが清房さんの戒名、「剛意善金大居士」ってめちゃくちゃ強そうで格好いいですね。
こちらのお寺は佐賀市内、佐賀大学などの近くにあって比較的アクセスはいいので、佐賀を訪れた戦国時代ファンにはとてもおすすめです。
龍造寺家から鍋島家に権勢が移った経緯はいろいろ言われていますが、
門に杏葉紋と日足紋が並んで飾られているだけでキュンとくるものがありますよね。
このオープニングスピリットだけで私はもうかんたんしまくり、来てよかったとしみじみしみじみ感じ入りましたわ。
お寺の中、位牌所も墓所も、龍造寺家・鍋島家両者のお歴々がずらっと並んでいて、常に両家がセットで安置されているんですよ。
こういうの、他の一般的に言われる下克上が起こった家と全然違いますよね。
世間でいろいろ言われてはいても、当事者たちは世間よりもよっぽど物事や経緯が呑み込めていたんじゃないかなあと思います。
位牌所の撮影は控えましたが、墓所の雰囲気はこんな感じです。
下から2枚目は龍造寺隆信さんのお墓、
いちばん下は鍋島直茂さんのお墓で、その右の自然石は妻の陽泰院さんのもの。
こちら高伝寺さんはめちゃくちゃ静かで、参拝客もあまりいませんのでゆっくりと時間を過ごすことができます。
寺内には見どころも様々ありますので満喫いたしましょう。
この日は、他にも佐賀城本丸歴史観や吉野ヶ里遺跡にも寄ってみました。
佐賀城跡に復元された本丸御殿はとても見ごたえがありますのでこちらもおすすめ。
鍋島直正さんを偲ぶ展示があちこちで推されていて、龍造寺家は戦国時代も大鉄砲を運用していたみたいですし幕末にはアームストロング砲をぶっ放しますし、火力高めの家風がイケてるなあと感じること請け合いです。
吉野ヶ里遺跡は時間がなくてちょっとしか見れませんでしたが、めちゃくちゃ広くてスケール感たっぷり。
小さなお子様が楽しめそうな施設・展示が多くて、子どものころからこんな場所で遊べるなんて幸せ者やなと思いましたわ。
夜は鳥栖市の「プラザホテル鳥栖」さんに泊まりまして、朝食バイキング、特に豚汁と筑前煮がめっっちゃおいしくて驚きました。
決して新しいホテルではありませんがホスピタリティを抜群に感じましたので宿泊先候補にいいんじゃないでしょうか。
佐賀県は見るところも多くおいしいものも多く、いかしゅうまいや名酒「鍋島」を産地で楽しめる喜びときたら思い出すだけでまた行きたくなるくらいですので、皆さまも機会あればロマンシングなSAGAを漫遊してくださいませ。
佐賀県ともっとお近づきになれるチャンスがこれから先もたくさん訪れますように。