肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

信長の野望・新生「1560年桶狭間の戦い 今川家攻略の感想 義元の上洛を煽る松平元康イベントが最高」

 

信長の野望・新生。

三好家、大友家とクリアしましたので、引続き「戦国時代に良いところまでいったんだけど……」な家でプレイしてみようと、1560年の今川家でプレイしてみることにしました。

 

したら、桶狭間フラグ回避後に仮想イベント「義元、上洛へ」が発生しまして、松平元康(徳川家康)さんが今川義元さんの上洛を煽りまくる楽しくてスゴい内容だったのでかんたんいたしました。

 

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慣れてきたので、今回は「中級」で。

 

 

 

シナリオは1560年、桶狭間の戦い

 

 

 

例によって、冒頭に全国情勢を説明いただけます。

 

こういう紙芝居での説明、各地の大物が顔見せしてくれる演出、私は好きだな。

プレイスタートする際に「激動の時代なんですよ」という気持ちを与えてくれるので没入感が高まるといいますか。

とりわけ1560年、永禄年間はまさに各地方とも節目の年になりますから、わくわく感が強いです。

 

そんな中で足利義輝さんは麒麟がこない的な解釈になっているのも目を引きますね。

 

 

 

さて、今川家。

 

こういう井伊直虎さんのセリフ、おんな城主直虎を見た後だと「おまえ本気で言ってねえだろ」感があっていいですね。

 

 

 

今川家が誇るめちゃ強人材たち。

 

どなた様も大変優秀です。

 

今川義元さんは特性「公家趣味」が反則じみた効果で、どれだけ不信を抱かれていても問題なく親善できるというもの。

敵視されていようが援軍断っていようが親善で毎月10ポイントくらい積み上げてすぐに同盟できてしまうのでえらいこっちゃです。

このシナリオの今川義元さんはもともと強いのでともかく、もっと弱小な大名家だったら最高に輝く特性だと思う。

 

今川家プロパー武将の岡部一族や朝比奈さんはもう一声ほしいところもありますが、自分で今川家を操作する分には武田信虎さんや徳川家臣団まで揃っているので、バランス取りが難しいところですね。

朝比奈泰朝さんに「牢固」があったり、岡部元信さんが攻守両面の特性を持っていたり、岡部親綱さんが生きていて「早駆」「城乗」だったり、そうだよねと思える面が見受けられるのがなんとなく嬉しい。

 

 

 

さて、新生ではあらかじめイベント表を見ることができ、自分にとって不利益なイベントは発生しないようにしたり、能動的にフラグを折ったりすることが可能です。

 

 

1560年義元さんの場合、自然体だと開始1か月でウボァーになりますので、

 

 

「宗三左文字」がキーフラグの一つになっていることを踏まえ、元の持ち主にいったん返してしまいましょう。

 

宗三左文字が縁起のいい刀扱いになったのは織田信長さんの手に渡ったからで、この時点では三好宗三さん敗死からわずか10年余、決してめでたい刀ではありませんしね。

 

 

 

宗三左文字を手放した今川義元さん、織田家にいくら優秀な武将が詰まっていようが苦戦することはありません。

 

「今川仮名目録」を発布したり合戦で自ら信長さんを打ち破ったりして、12月までに織田家をラスト1城まで追い詰めてみましょう。

 

 

 

すると仮想イベント「義元、上洛へ」が起こり、織田信長さんが死亡、他の織田家臣団はそっくり今川家に編入されます。

尾張侵攻大成功!

 

 

 

思いのほか面白かったのが、ここからのイベント会話。

 

このイベント会話、めっちゃアガりませんか。

スゲェ。

  • 室町時代を通じた今川家の立ち位置
  • 従来の義元上洛説と、近年のアンチテーゼと、元康さんに煽られて初めて上洛を意識する義元さん
  • 信長さんの死に対して「左様なこともございました」「これも戦国の習いにて」「特に感慨はございませぬ」という元康さん
  • ついでに足利義輝さんのこともディスる元康さん
  • 全体通して戦略眼と自己保身力のレベルが高すぎる元康さん

 

すべてを止揚、なんだこのハイクオリティ!

この仮想イベント一本で「新生」の満足度ハネ上がったわ……。

こういう、史実とキャラ双方への深い理解を活かしたシナリオをたまに出してきてくれるから信長の野望シリーズが好きよ。

 

 

更にここから、義元さんがおひとりで。

 

これ!

 

これよ。最近のコーエー社の義元さんは、師を想う時は一人きりになるのよ。

雪斎さんに関してだけは、元康さんも入れずにソロパートになるのよ。

 

こんなんされたら、みんな義元さんのことが大好きになってしまいますよね。

 

いやあ、いいイベントを見させていただきました。

ありがとうシナリオライターさん。

 

 

 

ここからは、時々挟まれる山中鹿之介さんの風聞を心の中でそっと応援しつつ。

 

 

 

義元さんの特性を活かして、

  • 六角家と同盟して、六角家と同盟している斎藤家を滅ぼし、六角家も滅ぼす
  • 朝倉家と同盟して、朝倉家と同盟している浅井家を滅ぼし、朝倉家も滅ぼす

 

的な非道外交をしていけば序盤は安泰です。

 

 

地方統一もかんたん。

 

 

 

この頃にはイベントで三好兄弟がお亡くなりになり、次いで足利義輝さんも暗殺されてしまわれますので、中盤は三好家との決戦、いよいよ上洛パートになります。

 

義継さんの代になっても三好家が意外と拡張していて、敵だけどちょっと嬉しい。

 

織田信長さんプレイと違い、東海地方や浅井・朝倉家まで滅ぼしていますので、難易度は高くありません。合戦・威風を上手く使えば時間短縮もできましょう。

 

 

 

二条御所を制圧した直後に、尾張・近江・北陸軍団長として猛威を振るっていた寿桂尼さんがお亡くなりになり、哀悼の意がこみ上げてきます。

 

もしかしたら、お亡くなりになる前に実家に立ち寄っていたりしたのかも。

義元さんや寿桂尼さん、武田信虎さん等々、今川家は京とのゆかりがいろいろあるので上洛作戦のモチベーションも高まりますね。

(上洛に成功しても特に追加イベントはありません)

 

 

 

三好家との戦い終盤、長尾家が武田家に滅ぼされて、長尾景虎さんが流れてきてくれました笑。

 

三国同盟が盤石なら、桶狭間の戦いがなかったら、今川家・武田家・北条家はまさしく隙がなかったんやろなあという感慨が高まる一コマですね。

長尾景虎さんが武田家や北条家に仕えることを潔しとせず、今川家に流れてくるというのもロールプレイング味があります。本当に流れてきてたら、それを理由に武田家や北条家との関係にヒビが入ってしまいそうですけど。

 

 

 

あとは後半、毛利家・島津家と戦ってクリアです。

 

 

大きな問題はありませんが、あえて言えば毛利元就さんがイベントで「わしもう死ぬわ」と言いながら死んでおらず、合戦で普通に登場して普通に混乱させてくるという謀神ムーブを最後までキメてきたくらいですかね。

 

毛利両川との花見イベントでわし死んだわ感出してきますが死んでいませんのでご注意ください。

本当にお亡くなりになるのは毛利輝元さんへの遺言イベントです。

 

私が単純に勘違いしただけなのですが、第一次月山富田城の戦いで実は尼子経久さんが生きていました伝説の再現を喰らったみたいな気分になりました。

 

 

 

そして、桶狭間未遂から15年。

 

義元さんは征夷大将軍となり、エンディングを迎えることができました。

寿命がここまでもって良かった良かった。

 

三職エンドだと不穏要素まじりになるのですが、最後まで戦っていた島津家ではなく、武田家の存在が示唆されるのがちょっと面白いですね。

何したんだろう武田家の後裔。

 

 

何はともあれ、今回の義元さん仮想イベントのような良質なシナリオが、今後も信長の野望シリーズで供給され続けますように。