ドラキュラ伝説を久しぶりにプレイしてみたところ、相変わらずの鬼畜難易度に悶絶させられながらもクリストファーさん(本気時)のマッシブな攻撃力にときめかされてかんたんしました。
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この頃はどのメーカーも試行錯誤段階でしたのでグラフィック等はまだまだ粗い面もございますけれども、そんな中でプレイバリューを高めようとステージギミックが非常に凝っていたり(そして鬼のような難易度になっていたり)、限られた音源で印象に残るメロディを築いていたり、繰り返しプレイできるようにゲームバランスはかなり良かったりと、さすがのコナミ品質を感じたものでしたね。
ちなみにこちらドラキュラ伝説は1576年の物語でして、悪魔城が滅ぶ一方で日本では安土城が築かれたりしています。
主人公のクリストファーさん。
クリストファーさんは(ゲームボーイゆえに)シリーズ随一の鈍足であり、
一方でシリーズ随一の鞭攻撃力を誇っていたり、
テンションが上がると鞭の先からファイアーボールが飛び出したり、
階段なんて使ってられるかとロープで城を登って行ったりと、
かなり個性的なベルモンド人になっておられます。
テンションが下がると(ダメージを少しでも受けると)鞭の攻撃力が下がるので、気分の浮き沈みが激しいタイプなのかもしれません。
それゆえに、ドラキュラ伝説は繰り返しプレイして「いかにノーダメージで進めるか」という点が重要になってまいります。
無茶を言う。
ノーダメージで進めって言っても、雑魚敵は種類少ないながら強敵が多く。
しかもクリストファーさんは当たり判定が大きいので油断するとすぐ被弾しちゃうんですよね。
どんどん湧いてくる上に吊り橋を破壊してくれる巨大目玉さんとか。
微妙によけづらいスーパーボール的な球を吐いてくるやつとか。
手元に戻ってくるカマを投げてくるやつとか(デス様のファンでしょうか)。
更に、雑魚敵の処理がこなせるようになってもドラキュラ伝説は油断できません。
ドラキュラ伝説最大の敵はステージギミックであり、操作ミス=即死という笑うしかないゲームデザインなのであります。
1面・2面はまだ有情で、ドット単位のジャンプ操作を求められるも即死まではしないのですけれども……。
3面は即死トゲだらけ&強制スクロール、1操作ミス=1死亡であります。
この3面をへらへら喋りながらクリアできるようになればドラキュラファンから一目置かれること間違いなしやね!
4面(最終面)は3面ほどではないものの、やはり即死トゲや大ダメージトゲが多い。
限られた容量制限のなかで、ようこんな面白いギミックをいろいろ思いつくものです。
このプレイ感覚はドラキュラシリーズの中でもオンリーワンでして、たまーに遊びたくなってしまうんですよ(そして3面でイーッてなるんです)。
ステージ攻略に苦労する分、ボスはまったく強くありません。
1面。鎧の人。
ファイアーボールを跳ね返してきますが、跳ね返ったファイアーボールに当たり判定があるわけでもなく。
リーチ外から鞭でしばくだけで楽勝できます。
2面。モグラたたきです。
穴から顔を出しているときから当たり判定があるので、難易度は極めて低いです。
初見でも楽勝でしょう。
3面。鳥人間。
なんと鞭で3発殴るだけで倒せてしまいます。
空を飛ぶために極限まで肉を落として減量したのでしょうか。
4面。ドラキュラさん。
100年ぶりの復活だというのにまったくやる気がなく、単調な攻撃しかしてきません。
攻撃パターンを見極めてピシピシ叩いてあげましょう。
そういえばコロコロかボンボンかのゲーム漫画でこのドラキュラ戦を取り上げていた気がします。漫画のヒロインが白装束のコスプレして「ドラキュラの足元でひざまずいて祈れ」的な安置ヒントを出していたような。
最後に攻略チップスということで、隠し部屋を。
1面の隠し部屋はこちら。ロープを登り続けると……
こういう部屋にたどり着きます。以降の面の隠し部屋も同様。
2面の隠し部屋はこちら。
下から2段目の階段で目玉を爆発させると、すこし足元がえぐれます。
そこに隠しロープがあるので下に降りましょう。
3面はこちら。
ロープから右に飛び降りると、壁の中に入れます。
4面はこちら。
空中に見えない床があって、更に見えないロープで上に登ります。
そんなこんなでクリアです。
めっちゃドラキュラさん生きてるやんエンドですね。
まあ生きてないと続編なくなっちゃうんですが。
ドラキュラ伝説の楽しいところは、周回するごとに敵の攻撃力がどんどん上がっていくところ。セーブ機能もパスワード機能も当時はなかったのに、だらだらプレイし続けてどこかでミスって思い知らされる、という感じでした。
とりあえず今回は2週クリア。
なかなか楽しかった。
クセになるBGM、クセになるゲームバランス、クセになる重厚な鞭攻撃感で、なんかクセになる作品なんですよ。
歴代のなかでは地味な立ち位置かもしれませんが、唯一無二なクリストファーさんの魅力が広く世に知られていきますように。