肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

信長の野望・新生PK「天下無事ならず 豊臣秀次攻略感想 畿内から離反が出なかったのはすごい気がする」

 

信長の野望・新生PK、北条包囲の途中で秀吉さんがポックリ逝ってしまうという珍しい仮想シナリオが実装されていてかんたんしました。

後期大名で思う存分遊びたいプレイヤーも多いでしょうからこういう試みもいいんじゃないかなと思いますね。

 

 

信長の野望・新生PK「兄弟相克 長尾景虎攻略感想 上杉謙信プレイは麻薬ですね」 - 肝胆ブログ

信長の野望・新生PK「天下布武 浪岡顕範攻略感想 浪岡伝・鎮守将軍の旗を称えよ(※武将所属替あり)」 - 肝胆ブログ

信長の野望・新生PK「三方ヶ原の戦い 武田信玄・勝頼攻略感想 今作の武田家威風プレイは楽しい」 - 肝胆ブログ

信長の野望・新生PK「手取川の戦い 毛利輝元攻略感想 国替すれば織田家相手も楽勝」 - 肝胆ブログ

信長の野望・新生PK「関ヶ原の戦い 西軍仮想展開攻略の感想 唸る落石駆けつける毛利・真田」 - 肝胆ブログ

信長の野望・新生PK「大坂の陣 豊臣方攻略の感想 家康さんの元和偃武放棄プレイも好きだよ」 - 肝胆ブログ

信長の野望・新生PK「PK版群雄繚乱 尼子経久攻略感想 最強の謀=筋肉(能力upガン積み)」 - 肝胆ブログ

 

 

 

 

 

シナリオ選択。

 

一番かんたんな豊臣秀次さんでプレイすることにします。

秀次さんは三好家の系譜を継ぐ者でもありますからね。ここは秀次さんに首尾よく天下統一してもらって三好家の史料をたくさん後世に残してもらいたいじゃないですか。

 

 

 

シナリオオープニング。

 

という。

秀吉さん、無念……。めちゃくちゃ暗殺くさい不穏な導入であります。

 

 

 

だがしかし。

あらためてシナリオ選択画面を見てみますと。

 

秀吉さんの死を受けて北条家は独立を保ち、ちゃっかり真田家が勢力を広げ、東北では伊達政宗さんがウキウキしている。東国情勢はなるほどと思いますが、西国ではかつて秀吉さんの征伐を受けた四国や九州が独立・分裂してまさしく乱世逆戻りですね。

 

こうすることで黒田官兵衛さんや加藤清正さんでプレイしやすくしたり島津家・長宗我部家の夢よ再びができたりという感じでプレイバリューを高めているのだろうと思いますが、畿内で離反者がまったく出ていない状況で西国勢が豊臣政権から離反したのは(ゲーム難易度的に)早計だったと評してもいいでしょう。

というか、この1591年時点では足利義昭さんもいまだ京か大坂あたりでご存命ですし、朝廷は朝廷で豊臣家に官位官職を好き放題やられてそうとうイラっとしているでしょうし、彼らを旗印に掲げて畿内の足元から豊臣政権が崩壊してもまったくおかしくはない中、畿内を盤石にまとめておられる秀次さんの手腕はおそるべしと言わざるを得ません。

これには家康さんあたりも正直焦ったのではないでしょうか。

 

 

 

これより後のシナリオでは徳川家の忠臣になっている藤堂高虎さんが秀次さんを盛り立てているのもほほえましい。

 

 

 

して。

西国勢もやっぱり独立してしまったのは早計だったと思ったのか。

 

みんな「やだなあ、冗談っすよ」という感じに再び従属してくださいました。

自ら戦う必要があるのは城数が多くて従属吸収が狙えない毛利一門くらいです。

 

 

 

そうなると、秀次さんのやることは優秀な蒲生家を滅ぼしたのち、徳川家、北条家、上杉家、伊達家あたりの東国勢を滅ぼせば天下統一に至りそうですね。

 

 

序盤の強敵にして実質ラスボスは徳川家です。

 

鳥羽城での初戦を制しました。初戦が一番大事よね。

本多忠勝さんが城主やってはってそういえば忠勝さん史実でも三重県で城主やっていたなあとか、鳥羽城の縄張りがめちゃくちゃ本物の鳥羽城っぽくて城跡から水族館や真珠島が見えるんだよなあとか、いろんな意味でニマニマしてしまいます。

新生PKの攻城戦、難易度がけっこう高くて難儀ですが、行ったことのある城の縄張り再現を見てかんたんするのは楽しいです。

 

 

 

1597年、徳川家と毛利家を滅ぼしました。

 

案の定、伊達家が勢力を伸ばしていますね。

従属させていた真田家も地味に城数を増やしており、完全エンドに向けては手切れせざるを得なくなってきました。

 

 

 

再び豊臣政権の猛威に呑まれた北条氏直さん。

 

氏政さんともども長生きしていただきたいですね。

 

 

 

真田家をラスト1城まで追い詰めるも、真田一族がこもった城を軍団では落とせず、秀次軍団で直接落としました。

 

こんなに堀秀村さんに活躍してもらったプレイは初めてです。

畿内から遠征している関係で、兵糧が厳しい。

そうなるとこちらが3万、あちらが1000を割る兵力でも、ギリッギリの勝負になるところが新生PK攻城戦の醍醐味です。

真田昌幸さんに籠られると調略も効かんし難儀やわあ。

 

 

 

秀次さん本人のラストバトルは、政策と大坂城パワーで単独3万を超えた兵力で太田家を屈服させた戦い。

 

もうこの頃になると秀次さんの器量を疑う人はいなくなっていることでしょう。

 

 

 

残った伊達家は片桐且元さんが滅ぼしてくださいました。

 

時に1603年。

10年ちょいで史実の秀吉さん以上に日本全国を制覇したのですから秀次さんたいへんご立派だと思います。

 

 

 

エンディング。

 

こうして三百年に亘る豊臣時代が誕生しましたとさ。

結果として乱世再びになったためか朝鮮出兵をすることもなく、家臣同士の内乱に至ることもなく、豊臣政権が盤石化したみたいですね。

こうなれば志半ばで倒れた秀吉さんもきっと満足してくださることでありましょう。

 

 

 

ゲームの難易度的には楽々でしかないのですけど、「傾きかけた豊臣家を関白秀次さんが建て直す」というロールプレイには独特の達成感がありました。

繰り返しですが足元の畿内を割らずにまとめあげていたシナリオ開始時点で秀次さんの将器は素晴らしいものがあったに違いありません。

 

 

同情であれ再評価であれ、秀次事件で傷ついた方々に癒しの機会がありますように。