肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「アクタージュへの追悼、星アリサの過去嘘バレ」

「アクタージュ13巻。 大河ドラマ編が始まりましたね。 渋谷(NHK)に集結する特級女優に特級スタッフ。 アクタージュ版呪術廻戦渋谷編のワクワク感に かんたんしました」 とか今頃言っているはずだったんですけど……。 アクタージュの連載終了決定から四十九…

大相撲'20.9月場所感想「コロナ対策中の2階S席も満足度高い」

大相撲の9月場所、再び国技館に行ってみたところ、2階S席もソーシャルディスタンスで窮屈感なく観戦を楽しめてかんたんしました。 正直、以前のぎゅうぎゅう観戦よりはるかに満足度が高いです。 場所の内容としましても、休場者が出まくってどうなってるんだ…

「共和制ローマの内乱とイタリア統合 退役兵植民への地方都市の対応 感想」砂田徹さん(北海道大学出版会)

表題の本に出会い、共和制ローマ末期におけるスッラさんの活躍、そしてイタリア半島全体に対する影響等について、近年の学説に触れることができてかんたんしました。 www.let.hokudai.ac.jp 本屋さんでたまたま見かけ、「Sulla's Veteran Settlement and It…

麒麟がくる「第二十四回 将軍の器 感想 足利義輝の美しさ」

「麒麟がくる」の足利義輝(向井理)さんが最期まで美し過ぎてかんたんしました。 www.nhk.or.jp 開始早々、永禄の変が勃発。 足利義輝さんが史実通り30年の生涯を閉じられました。 詩経(小旻)の一節を朗々と詠じる向井理さん、 重心を落とした運歩で殺陣…

「はしれギンガ」&「オーブとたびびとのふく」感想(あいうえお館のウルトラかいじゅう絵本より)

噂には聞いていたのですが、ウルトラマンシリーズの絵本の完成度がやたら高くてかんたんいたしました。 ウルトラマン愛と子どもの知育情操教育とを両立しているところがすごいですね。 www.aiueo-kan.co.jp さいきん、身近に赤ん坊がいるので、読み聞かせて…

「じゃりン子チエ番外篇 どらン猫小鉄奮戦記 感想」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエ本編の文庫版復刻同様、猫の小鉄を主役に据えた番外篇も復刻されましてかんたんしました。 レアな漫画が手軽に入手できるようになるのはありがたいですね。 www.futabasha.co.jp 表紙はもちろん小鉄とアントニオジュニア。 この二本足でニヤニ…

「Bloodstained:Curse of the Moon2 攻略の感想 ワイワイリスペクト」(インティ・クリエイツ)

いつの間にか発売されていたブラステのCotM2が前作以上のボリューム・難易度・演出でかんたんしました! curseofthemoon.com 懐かしい悪魔城ライク2Dアクションが更に進化して、コナミワイワイワールド的な要素まで帯びたクオリティ高い作品になっておられま…

「ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA 感想 ピュアなガイ、ナイーブなジャグラー、イケてるガイア・アグル」

遅ればせながらウルトラマンオーブのオリジンサーガを視聴したところ、TV本編や後続シリーズとはまるで異なるガイさんジャグラーさんのアーリースタイルにかんたんするとともに、ガイア・アグルの関係性との対比を示したところがイケてるなあとほれぼれいた…

「小泉八雲集 感想」訳:上田和夫さん(新潮文庫)

小泉八雲さん(ラフカディオ・ハーンさん)の作品集を通して読んでみたところ、よく知られた日本の昔話があらためて面白かったり、小泉八雲さんの観察眼が素敵だったり、上田和夫さんの日本語訳が美しかったりと、非常に満足度が高くてかんたんしました。 ww…

信長の野望20XX「細川晴元権力 vs 伊邪那美」

自己満足ネタながら、信長の野望20XXにて細川晴元権力再現を実現することができてかんたんしました。 やはりキャラゲーは妄想や思い入れを詰め込んでなんぼですよね。 完成した細川晴元権力パーティ。 権力の盟主、細川晴元さん。 細川晴元さんが関わる戦乱…

麒麟がくる「第二十二回 京よりの使者 感想 足利義輝=ノンマルト説か」

円谷チャンネルで無料公開中のウルトラマンマックス9話「龍の恋人」を観ていたら、もしかして麒麟がくる復活22話「京よりの使者」はウルトラセブン「ノンマルトの使者」オマージュだったのかなあと思い当たりかんたんしました。 www.nhk.or.jp www.youtube.c…

「室町幕府分裂と畿内近国の胎動 感想」天野忠幸さん(吉川弘文館 列島の戦国史④)

天野忠幸さんによる畿内戦国史の通史本が近年の各領域の研究をふんだんに取り込んだ完成度の高い逸品でかんたんしました。 さいきん歴史好きの間では注目を集めていますし、まさに足元では大河ドラマで取り上げられているテーマでもありますし、これからもこ…

小説「陰陽師 付喪神ノ巻 感想 1巻2巻より更に好き」夢枕獏さん(文春文庫)

小説「陰陽師」の3巻め「付喪神ノ巻」が、1巻2巻よりも更に抒情性を増した仕上がりになっていてかんたんしました。 好みは人それぞれだと思いますが、私はこの巻好きだなあ。 books.bunshun.jp 以下、一部ネタバレを含みます。 「付喪神ノ巻」に収録されてい…

「とんかつの食べ方(食の軍師1巻by泉昌之先生より)」

新規開拓した近所のとんかつ屋さんがおいしくてかんたんしたので、名著「食の軍師」で取り上げられていたとんかつの食べ方を思い出しました。 www.nihonbungeisha.co.jp 「食の軍師」はトレンチコートの男「本郷さん」が、脳内軍師とあれこれ脳内軍議しなが…

肝胆ブログについて③

ぱんぱかぱん。 当ブログの記事数が600に到達いたしました。 もう3年以上続けていることになりますね。 これからもボチボチと無理のない範囲で続けていけますように。 節目ということで、ブログの文章や題材についてつらつらと書こうと思います。 ブログの文…

信長の野望20XX「3章および源頼光&四天王絵巻 攻略の感想」

20XX、源頼光さんと四天王が実装されたことで、日本の古典的な妖・怪奇物語の要素をたくさん楽しめるようになってかんたんいたしましたが、それに伴う難易度の向上には参るね感がありますし世界観に乗り切れていない感じの黒田官兵衛さんには一層の活躍を期…

「ウルトラマンになった男 感想 弱音が格好いい」古谷敏さん

初代ウルトラマンのスーツアクター古谷敏さんの自伝が、ウルトラマンファンにはたまらない描写が盛りだくさんでかんたんしました。 www.shogakukan.co.jp 古谷敏さんの東宝大部屋俳優時代から、ウルトラマン時代、ウルトラセブン時代、そして独立に至る経緯…

「じゃりン子チエ 文庫版9巻感想 アントニオジュニアのボクシング」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエ文庫版の9巻にて、アントニオジュニアが自慢の戦闘力を存分に発揮していてかんたんしました。 www.futabasha.co.jp 9巻に収録されているお話は次のとおりです。 ボウフラは二度ダンスを踊る 西萩常夏ブルース 捨丸のオミヤゲ パイナップル爆弾…

鍋島直茂小説「武士道 感想」近衛龍春さん(実業之日本社)

鍋島直茂さんの生涯を記した小説「武士道」の鍋島直茂像が、ストイック極まりない理想のサラリーマンのような佇まいでかんたんしました。 www.j-n.co.jp 鍋島直茂さんの幼年時代から晩年に至るまで、みっちりと描写してくださっている歴史小説になります。 …

「Bloodstained:RotNのランダマイザーモードが面白い」

Bloodstained:Ritual of The Nightで追加実装された「ランダマイザーモード」が大変面白くてかんたんしました。 playbloodstained.com ※他のRotN記事 「Bloodstained:Ritual of the Night」が探索型悪魔城の集大成過ぎて感動した - 肝胆ブログ 「Bloodstain…

「働かないふたり 14~20巻 感想 旅をする木」吉田覚先生(くらげバンチ)

ニート漫画「働かないふたり」にて、登場人物が誰も全容を把握できていないけどとても抒情的なサブストーリーが誕生していてかんたんしました。 www.shinchosha.co.jp 以下、だいぶネタバレを含みますのでご留意くださいませ。 「働かないふたり」は、大きく…

映画「ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス 感想 ガイと大地とホマレ先輩」

延期していた劇場版ウルトラマンタイガが無事に開幕いたしましてかんたんしました。 ドラマ少なめ、バトル多めの子ども心に響く映画でしたよ。 m-78.jp 以下、少しのネタバレ含みで感想を。 ドラマ面 ドラマパートはかなり少なめですが、その中で歴代ニュー…

映画「白い馬(1953)感想 美しい馬と少年、無垢な感情」アルベール・ラモリス監督

「白い馬」というフランスの短編映画(40分)の馬と少年が、容姿も心根の表現も美し過ぎてかんたんしました。 短編映画ということもあり、ストーリーはシンプルです。 野生の白い馬がいた 牧夫たちは白い馬を捕獲しようとするが上手くいかない 漁師の少年が…

大相撲'20.7月場所感想「一人マス席最高やわ」

大相撲の2020年名古屋場所あらため7月場所@両国、コロナ感染者を出すことなく15日間を無事終えることができまして、私も1回行ってみたところ1人マス席が最高だわ取組みはどれも面白いわでご機嫌にかんたんしました。 www.sumo.or.jp 7月場所の幕内勝ち越し…

「Bloodstained:RotN 斬月モードをナイトメアで攻略完了」

1ヶ月くらいかかってしまいましたが、Bloodstained : Ritual of the nightで遂に実装された斬月さんモードにて、無事に「難易度:ナイトメア」をクリアできてかんたんしました。 playbloodstained.com 本編ではライバル的存在だったイケオジ斬月さん。 ナイ…

画集「神業の風景画 ホキ美術館コレクション 感想」芸術新聞社

休館しているホキ美術館の画集が発売されていたので購入してみたところかんたんするような美麗な風景画が満載でした。 www.gei-shin.co.jp ↑ 絵です。 以前も別の画集を取り上げたことがありますが、写実絵画と呼ばれるジャンルに興味を持っています。 「息…

「小長啓一の「フロンティアに挑戦」 感想」村田博文さん(財界研究所)

元通産省事務次官の小長啓一さんへのインタビュー本が、昭和経済史の正の面の結晶みたいな感じでかんたんしました。 土地勘がない方には取っつきにくいかもしれませんが、官僚や商社等にかかわりのある方は読んだ方がいいし読むとモチベーションが上がると思…

「じゃりン子チエ 文庫版8巻感想 動き出すコケザル」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエの文庫版8巻、クソガキのコケザルさんが物語に本格的に絡み始め、そのおかげで大人連中の魅力が今まで以上に引き出されていてかんたんしました。 www.futabasha.co.jp 収録されている話は次のとおりです。 仲人はもうイヤだ 旅は道連れ即席う…

「児玉まりあ文学集成 2巻 感想」三島芳治先生(トーチweb)

文学技法を漫画にアレンジした作品「児玉まりあ文学集成」の2巻が1巻よりも取っつき易く面白くてかんたんしました。 to-ti.in なかなか説明が難しい漫画ですが、「児玉まりあ文学集成」は言葉や文学のレトリックを漫画で再構成してみたような実験的な作品で…

信長の野望20XX「国府台異聞 感想 足利義明さんパネェ」

信長の野望20XXにて国府台異聞が復刻されまして、ご無体な周回チャレンジをせっせせっせとこなしながらイベントストーリーを再見していましたところ当時の記憶を上回る面白さにかんたんしました。 (当時は周回に必死でブログに感想を書くことすらできなかっ…